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近視遺伝子チェック

近視遺伝子チェック

近視遺伝子検査とは

近視の要因の1つとして、遺伝要因があります。
これまでは、両親の視力から、自身の近視の可能性を予測していましたが、日本人を含む集団から近視に関わる遺伝子が発見され、日本人における“近視の遺伝リスク”を調べることができるようになりました。近視遺伝子検査では、近視に関わる9つの遺伝子を解析して、遺伝的に近視になる可能性の高さ(遺伝リスクの程度)が分かります。“近視の遺伝リスク”を知ることは、眼科の定期受診や生活習慣の必要性を認識するきっかけに役立つと考えられます。

このような方におすすめ

  • 近視のご家族がいる方
  • 近視に関する遺伝的な体質を知りたい方
  • 近視の予防や早期治療を検討している方

近視遺伝子検査キット

キット内の綿棒で頬の内側を擦り、口腔粘膜を採取する方法で簡単に検査を受けることができます。同意書等と共に郵送すると、約1ヶ月程度でご自宅に判定結果が届きます。

近視遺伝子検査キット

15,000円(税込)

  • 検体採取前にキット内の説明書等をよくお読みになり、内容をご理解いただきご使用下さい。
  • 容器等は事情により変更になる場合があります。
  • 価格は予告なく変更される場合がございます。

結果の通知について

近視に関わる9種類の遺伝子を解析して、20歳の時点で近視ではない日本人集団と比較した”近視発症の遺伝リスク”を5段階で判定することができます。20歳の時点で近視ではない日本人と同等の遺伝リスクは「3」、それよりリスクが高ければ「4」「5」、それより低ければ「2」「1」と判定されます。

  • 個々の遺伝子の解析結果は開示していません。

『近視遺伝子チェック』で解析している遺伝子は、HIVEP3, NFASC/CNTN2, CNTN4/CNTN6, FRMD4B, LINC02418, AKAP13, ZC3H11B, GJD2,RASGRF1になります。 解析遺伝子に関して、対象集団に日本人を含む科学的根拠は以下の論文をご参照ください。
“Genome-wide association study in Asians identifies novel loci for high myopia and highlights a nervous system role in its pathogenesis” (A. Meguro, T. Yamane, M. Takeuchi, N. Mizuki et al., Ophthalmology, 2020) DOI: https://doi.org/10.1016/j.ophtha.2020.05.014

Q & A

近視の遺伝リスクが高いと、将来必ず近視になりますか?

近視遺伝子検査は、実際の近視の状態や近視発症の可能性を確定・診断するものではありません。近視などの診断・治療については、担当医へご相談ください。また、近視の進行は環境要因の影響もございます。近視の遺伝リスクの高低に関わらず、普段の生活習慣にもご配慮お願いいたします。

何歳から検査できますか?

年齢制限はありませんが、未成年の方が検査される場合、保護者の同意が必要となります。同意がない場合は、ご利用いただけません。

検査は1回のみですか?

遺伝的な体質は生涯変わらないと考えられているので、1回の検査で充分と考えられます。

検体の採取は難しいですか?

付属の綿棒で頬の内側(口腔粘膜)を擦っていただくのみです。強くこすりすぎないように注意して、検体を採取してください。

その他、詳細につきましてはスタッフまたは担当医師までお問い合わせください

ご注意

  • 「近視遺伝チェック」は消費者向け遺伝子検査です。
  • 本検査は医療行為に該当するものではございません。
  • 本検査により得られる情報は、医師による診断に置き換えられるものでも補填するものでもありません。
  • 医師等の指導があるときは当該指導に従ってください。
  • 未成年の方が本検査を実施する場合は、保護者の方の同意が必要になります。
  • 本検査に用いる装置及び検体の状態により、結果が得られない可能性や、正しい結果が提供されない可能性があることを予めご了承ください。
  • 本検査に用いる技術及び研究の進展等により、提供される情報の追加・変更が生じる可能性、ならびに結果に変更が生じる可能性があります。