白内障手術について
白内障手術について
– Cataract operation –
白内障とは
白内障とは、目の中のレンズの役割を担う「水晶体」が濁ることで視力低下を来たす疾患です。主な原因は加齢によるもので、早い方では40〜50代から出現し、70代以上では約8割の方が罹患していると言われています。病気が進行すると、「細かい文字が見えづらい」「白く霞んで見える」「日差しが眩しい」「薄暗いところが見えにくい」といった症状を自覚されます。
白内障の治療
白内障は加齢に伴いほぼ100%発症し、自然に回復する事はありません。視力を回復させる唯一の治療として、白内障手術があります。
白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。通常、局所麻酔で行い、10〜20分程度で終わります。手術の傷も2〜3mmと小さく侵襲も少ないため、日帰り手術で行うことができます。
当院では、笑気麻酔や入院手術にも対応しております。
当院の特徴について
笑気麻酔
当院では、手術の痛みや不安感の軽減に最大限努めております。通常の白内障手術で使用される点眼麻酔や注射による麻酔に加え、低濃度の笑気(亜酸化窒素:N2O)麻酔を秋田市で初めて導入致しました。鼻から吸入する笑気ガスの弱い鎮静作用と催眠作用により、痛みを感じにくく体をリラックスさせる効果が期待されます。安全性が高く、歯科治療でも古くから使用されており、近年眼科領域でも有効性が認められています。
※1. お身体の状態によっては使用できない場合がございます。笑気をご希望されない場合も、通常通りの麻酔方法で手術可能です。
※2. 日帰り手術のみ対応しております。
入院手術に対応
当院では、市立秋田総合病院と連携し、一泊二日の入院手術も受け付けております。当日手術を受けた後そのまま入院、翌朝の診察後に退院となります。遠方からの患者様や一人暮らしなどで術後が心配な方はぜひご利用下さい。
※ 入院手術では、笑気麻酔は非対応となります。