多焦点ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズを用いた近視進行抑制治療

近視進行抑制治療には多焦点ソフトコンタクトレンズを用いる方法もあります。通常、遠近両用コンタクトとして多数の多焦点コンタクトレンズが販売されていますが、小児に用いることで近視の進行が抑制されたとの結果が多数報告されています。オーストラリアのブライアンホールデン視覚研究所(BHVI)で開発されたレンズでは、単焦点ソフトコンタクトレンズと比較して2年間で32%(屈折値),25%(眼軸長)の近視進行抑制効果が認められています。実際にこのレンズは海外で「MYLO®」という近視進行予防を目的として認可されたコンタクトレンズとして発売されています(日本未認可)。

EDoF型多焦点コンタクトレンズ

小児の近視進行抑制として有効な多焦点ソフトコンタクトレンズ「MYLO®」は、焦点深度拡張型(EDoF:Extended Depth of Focus)多焦点レンズで、遠方・中間・近方度数が複雑に組み合わされた光学デザインとなっています。このレンズは日本では未認可のため販売されておりませんが、全く同じ光学デザインの製品が遠近両用コンタクトレンズ「SEED 1Day Pure EDOF(MID)」として日本で販売されております。素材は異なりますが、同じレンズデザインのため、同様の近視進行の抑制効果が期待されます。

適応、注意事項

  • 軽度の近視から強度近視(-12Dまで)にも対応可能なレンズです(乱視は未対応)。
  • 1日使い捨てコンタクトのため、通常の近視用コンタクトと同様に取り扱うことが可能です。
  • 子供の場合、自己管理が可能な小学生から使用可能ですが、高度なアレルギー反応や感染、不適切な使用を認めた場合、医師の判断で治療中止する場合もあります。
  • 大人の場合、遠近両用コンタクトレンズとしても使用可能です。
  • 通常の保険診療の対象となります。

「SEED 1Day Pure EDOF」の詳しい製品情報についてはこちらをご覧ください(外部サイトに移動します)